開発環境としてWindowsとJDK 17以前を使用する
WindowsでJava Development Kit (JDK) 17以前を使用する方法について説明します。 Step-2としてはStep-2.(a)とStep-2.(b)のいずれかを選んで行ってください。 両方を行う必要はありません。 個人所有のPCを使用するほとんどの場合には(b)より(a)のほうがよいでしょう。
32ビット版WindowsでJDK 8 i586版を使用する場合にも本ページを参考にしてください。
なお、本ページの手順は次の各バージョンでテスト済みです。
- Windows 10 Home (64 bit) + JDK 17, JDK 16, JDK 15, JDK 14, JDK 13, JDK 12
- Windows 7 Home Premium (32 bit) +
JDK 8 i586
※Win 10の32ビット版が手元に無かったので、たまたま残っていたWin 7を使用しました。
Step-1. 便利なテキストエディタのインストール
ここではテキストエディタとしてTeraPadを採用する場合の手順を説明します。 TeraPadは定評あるフリーのテキストエディタです。
- TeraPadのインストール (PowerPoint版, PDF版)
なお、Windowsで使用できる他のフリーのテキストエディタはVector、窓の杜等から入手できます。
※注意※
TeraPadなどのテキストエディタをインストールすることができない場合には、Windowsに付属する「メモ帳」を使用することができます。 「メモ帳」の使用にあたっては次の点に留意してください。
TeraPadなどのテキストエディタをインストールすることができない場合には、Windowsに付属する「メモ帳」を使用することができます。 「メモ帳」の使用にあたっては次の点に留意してください。
- 作成したJavaソースファイルを保存するときの保存先を間違えないようにすること。
- Javaソースファイルの文字コードをシフトJIS(メモ帳での表示は「ANSI」)にすること。 後述Step-3も参照。
Step-2.(a) JDKのインストールと操作(Cドライブ直下に書き込む場合)
この手順は途中までは本書2.5節に記載されているものと同じです。
- JDKのインストールと操作 (PowerPoint版, PDF版)
本書2.5節との違いは次のとおりです。
- 2.5節と同じ: PCのCドライブ直下のルートフォルダ(C:\)にJDKをインストールします。
- 2.5節と違う: テキストエディタとしてTeraPadを使用します。
- 2.5節と違う: 作業用フォルダを「デスクトップ」に置いてアクセスしやすくします。
- 2.5節と違う: コマンドプロンプトの起動をより簡単にします。
なお、Cドライブ直下にJDKを置くことには次のような利点があります。
- JDKのありかを見つけやすく、他のアプリからJDKを利用するときに設定しやすい。
- 設定を統一できる。教員にとっては授業等で使用者(受講者)が大勢いるときに指導しやすい。
- 同一PCを複数の使用者が共有するとき、インストール作業をそれぞれの使用者がやらなくても1回で済む。
Step-2.(b) JDKのインストールと操作(Cドライブ直下に書き込めない場合)
この手順はユーザの個人領域である「デスクトップ」にJDKをインストールするためのものです。 Cドライブ直下へのインストールが許可されていない場合でも、この手順は実行可能です。
- ユーザ個人領域へのJDKのインストールと操作 (PowerPoint版, PDF版)
※注意1※
TeraPadのインストール(上のStep-1)をも行えない場合を考慮し、この手順ではテキストエディタとしてWindows付属の「メモ帳」を使用するようにしていますが、実際には「メモ帳」以外のテキストエディタを使用しても構いません。
TeraPadのインストール(上のStep-1)をも行えない場合を考慮し、この手順ではテキストエディタとしてWindows付属の「メモ帳」を使用するようにしていますが、実際には「メモ帳」以外のテキストエディタを使用しても構いません。
※注意2※
「デスクトップ」がOneDriveと同期している場合、そこにJDKをインストールすると大きな同期処理が発生します。 これを避けるには、JDKのインストール先を「デスクトップ」(Desktop)から他の非同期のフォルダに、たとえば「ダウンロード」(Downloads)などに読み換えてください。 この説明の意味が解らない場合にはPCの管理者に確認してください。
「デスクトップ」がOneDriveと同期している場合、そこにJDKをインストールすると大きな同期処理が発生します。 これを避けるには、JDKのインストール先を「デスクトップ」(Desktop)から他の非同期のフォルダに、たとえば「ダウンロード」(Downloads)などに読み換えてください。 この説明の意味が解らない場合にはPCの管理者に確認してください。
Step-3. 文字化けについて
Windows付属の「メモ帳」の既定文字コードは2019年の更新によりシフトJISからUTF-8に変更されましたが、JDK 17までの既定文字コードはシフトJISですので、両者の組み合わせでは文字化けが発生しやすいです。 この現象と対処方法については文字化けを参照してください。
詳細については正誤表の付録Aを参照してください。