開発環境としてWindowsとJDK 17以前を使用する

WindowsでJava Development Kit (JDK) 17以前を使用する方法について説明します。 Step-2としてはStep-2.(a)とStep-2.(b)のいずれかを選んで行ってください。 両方を行う必要はありません。 個人所有のPCを使用するほとんどの場合には(b)より(a)のほうがよいでしょう。

32ビット版WindowsでJDK 8 i586版を使用する場合にも本ページを参考にしてください。

なお、本ページの手順は次の各バージョンでテスト済みです。

Step-1. 便利なテキストエディタのインストール

ここではテキストエディタとしてTeraPadを採用する場合の手順を説明します。 TeraPadは定評あるフリーのテキストエディタです。

なお、Windowsで使用できる他のフリーのテキストエディタはVector窓の杜等から入手できます。

※注意※
TeraPadなどのテキストエディタをインストールすることができない場合には、Windowsに付属する「メモ帳」を使用することができます。 「メモ帳」の使用にあたっては次の点に留意してください。
  • 作成したJavaソースファイルを保存するときの保存先を間違えないようにすること。
  • Javaソースファイルの文字コードをシフトJIS(メモ帳での表示は「ANSI」)にすること。 後述Step-3も参照。

Step-2.(a) JDKのインストールと操作(Cドライブ直下に書き込む場合)

この手順は途中までは本書2.5節に記載されているものと同じです。

本書2.5節との違いは次のとおりです。

なお、Cドライブ直下にJDKを置くことには次のような利点があります。

Step-2.(b) JDKのインストールと操作(Cドライブ直下に書き込めない場合)

この手順はユーザの個人領域である「デスクトップ」にJDKをインストールするためのものです。 Cドライブ直下へのインストールが許可されていない場合でも、この手順は実行可能です。

※注意1※
TeraPadのインストール(上のStep-1)をも行えない場合を考慮し、この手順ではテキストエディタとしてWindows付属の「メモ帳」を使用するようにしていますが、実際には「メモ帳」以外のテキストエディタを使用しても構いません。
※注意2※
「デスクトップ」がOneDriveと同期している場合、そこにJDKをインストールすると大きな同期処理が発生します。 これを避けるには、JDKのインストール先を「デスクトップ」(Desktop)から他の非同期のフォルダに、たとえば「ダウンロード」(Downloads)などに読み換えてください。 この説明の意味が解らない場合にはPCの管理者に確認してください。

Step-3. 文字化けについて

Windows付属の「メモ帳」の既定文字コードは2019年の更新によりシフトJISからUTF-8に変更されましたが、JDK 17までの既定文字コードはシフトJISですので、両者の組み合わせでは文字化けが発生しやすいです。 この現象と対処方法については文字化けを参照してください。

詳細については正誤表の付録Aを参照してください。